広い屋根裏空間は、ふたつのトップライトから南と北それぞれの方向に空と遠くの山々を望むこと ができる。しかし、庭や母屋などの周囲の様子を伺い知ることはできず、1階とは対照的に周辺環境から切り離された求心性をもつ。階段は収納の中に隠しているが、ルーバーから降り注ぐ光と屋根の頂点まで伸びる十字柱が、屋根裏 空間の存在を暗示し、積層するふたつの空間は、互いの気配を感じさせながら共存する。 群馬県郊外の国道沿いに建つ建主の実家(母屋)の隣地に、子世帯の住まいをつくる計画。それと平行して母屋のリノベーションも進められた。生まれてから住み続けてきた土地で新たな家族との生活を始めるには、母屋を含む周辺環境との関わり方を選択でき、多様な住まい方が喚起されることが重要だと考え、性質の異なるふたつの庭とふたつの空間を確保した。 前面道路から45度回転させて建物を配置し、母屋から連続するように壁面をつくることで、道路や 駐車場の喧騒から守られた庭をもつ構えとした。建物の西側を母屋と繋がりのある共用の庭、北側を母屋から離れたプライベートな庭とし、それぞれを人ひとりが通れるほどの隙間で繋いでいる。周囲を建物や塀に囲まれた庭に落とす影を 小さくし、母屋への通風と採光を確保するために、高さを抑えた方形屋根とした。 室内は、十字に組まれた柱によってもち上げられた屋根の下にふたつの空間を積層した。1階は正方形と直角三角形を合わせた台形平面のワンルーム。架構に対応させてフローリング・小梁・ルーバーの方向を切り替えることでワンルーム内に生活の拠り所を作っている。生活に必要な機能は箱に納めて家具のように点在させ、箱と箱の隙間から外部へ視線が抜けるように開口の位置を定めた。中心の十字柱から対角線に架けられた大梁は、四角形平面から最も長い直線を抽出し、水平方向への広がりを強調する。庭を介して日々変化する周辺環境や暮らしに呼応する遠心性をもつ空間である。
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中郷の家 Residence @ Shibukawa, Gunma Design: Yu Yamada /SNARK Inc. + Shin Yokoo, Kakeru Tsuruta/OUVI Construction: Omnibus Inc. Planting: AYANAS Total area: 133.74㎡ (1F/73.91㎡ 2F/59.83㎡) Completion: Aug.2019 Photo: Ippei Shinzawa
Events @ SNARK Takasaki Design: SNARK Inc. Steel: gambit Mortex: Roccadia design and works Completion: Dec.2019 Photo: Lo.cul.p
弊社設立11周年記念して制作したプロダクトと今までにSNARKと関わって頂いたクライアント、ビルダー、クリエーターの方々の作品で理想の居住空間を作り上げるインスタレーション。
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Events @SNARK Takasaki Design : SNARK Inc. steel : gambit mortex : Roccadia design and works Completion : Dec.2019 Photo : Miwa Tsuchiya
ヘアサロンのセット面の新装計画。 長さ3mの大きなテーブルをパーテーションが貫く意匠とし、ドレッサーに空間を隔てる機能を付加することで、限られたスペースの中でサロン利用者同士が適度な距離感を保てる設計とした。
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カロリナ Hair salon @ Takasaki Gunma Design: Ryota Yamagishi /SNARK Inc. Furniture: Roccadia design and works , gambit Electric construction: Shimazu denki shokai Total area: 46.16㎡ Completion: Sep. 2019 Photo: Tomohiro Okada
ガレージを内包するはなれを限られた予算内で更新するには気積が大きすぎる為、複数の機能を持たせた小さな気積を挿入することで必要な機能を補い、熱環境や耐震性を向上させることを考えた。家具よりは大きく部屋と呼ぶには小さい気積である。無柱空間であったガレージはキッチンとトイレを内包したヴォリュームで分割し、境界壁が耐震壁として機能している。玄関はガレージの大きな間口を活かしながら2層吹き抜けのサンルームとし、1階に光を届けながら熱環境的なバッファーとしての役割を担う。階段にはパントリーを組み込み、階段上部の開口からの光を1階まで届ける為に半透明のポリカーボネートの壁で光を拡散している。和室の間に挿入されたアトリエは少し大きめだった和室の気積を最適化し、大きな引き戸によって子供部屋の延長としての利用も可能にしている。各部に配置した気積が少ない手数で既存建物のポテンシャルを引き出しながら住まいをかたちづくっている。 施主実家の敷地内に建つはなれを施主家族が住む為に改修する計画である。 はなれは母屋に隣接して建っており1階は車やバイク、農機具などを入れておく為のガレージとして、2階は母屋で足りなくなった個室を補う為に利用されており施主が実家を出るまでは自身の部屋もここにあった。はなれである為風呂はなく、廊下からそれぞれの個室へアクセスする簡素な建物である。簡素ながらもガレージの高い天井や入り口の上部にかかったバルコニー、2階から張り出した出窓など魅力的な部分も多い。
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松沼の家 Residence @ Oyama Tochigi Design: Yu Yamada, Ryota Yamagishi /SNARK Inc. Construction: Yamaguchi Construction Total area: 167.45㎡ (1F/85.94㎡ 2F/81.51㎡) Completion: Oct. 2019 Photo: Ippei Shinzawa
広尾の分譲マンションのリノベーション。 土地柄求められる落ち着いた高級感に仕上げの統一感やトーン、異素材の取り合わせのディテールを以って回答している。
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広尾の家 Residence @ Hiroo, Tokyo Design: Yu Yamada, Ryota Yamagishi /SNARK Inc. Consulting: ReBITA inc. Construction: ENISHI CORPORATION Floor area: 97.18㎡ Completion: Dec.2019 Photo: Ippei Shinzawa
20㎡と小ぶりなため店舗内で完結するのではなく、道路や歩道から広告として機能する見え方を意識した設計とした。壁面には鉄板を設置し、大判のグラフィックを貼ったり、マグネットを埋め込んだ着脱可能な家具を使って様々なスケールの展示に対応できる設えとした。また、3つのフロアレベルを設定し、2階の床スラブは区画中央にある躯体柱を取り込みながらキャンチレバーで保たせた。あたかもDJブースのような厨房スペースが宙に浮くことで立体感をプラスすると同時に、唯一無二なギャラリーの顔となる部分が表れた。 渋谷PARCO内に設計したフードカルチャーを発信する『食』のニューススタンド「COMINGSOON」。ギャラリースペースとミニキッチンを併設し、様々な分野で活躍するクリエイター、企業、メディアが「食」をキーワードに自由に発表を行える場となっている。
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Gallery&Shop @ PARCO Shibuya Design: Rei Oshima, Sunao Koase, (Romane Negre) /SNARK Inc. Construction: TANK Completion: Nov.2019 Photo: Ippei Shinzawa, Mariko Kobayashi
中古マンション一室のリノベーション。4人家族の生活空間+仕事場を計画。限られたスペースの中で各部屋の寸法をミリ単位でコントロールし、2段ベッドや収納など上部空間も有効利用する設計とした。
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目黒の家 Residence @ Meguro, Tokyo Design: Sunao Koase, Rei Oshima /SNARK Inc. Construction: Roovice Total area: 77.20㎡ Completion: May.2019 Photo: Yuri Hanamori
群馬県前橋市の駅前に建つ結婚式場のリニューアル。 ホール、廊下、式場それぞれに新規の梁を加え、スケールや雰囲気、使用者による演出をしやすくした。既存建物を使用しながらの改装、スケジュール、コストを考え最低限の要素で全体の雰囲気を更新し、最大限の効果を得たリニューアルとなった。
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Wedding hall @ Maebashi Design: Sunao koase, (Romane Negre) /SNARK Inc. Client: memolead Construction: shirota kogyo Refurbishment area: 700㎡ Completion: Apr.2019
群馬県前橋市のロードサイドにオープンする新規文具店の計画。新しいブランディングの元、既存店舗のイメージは保ちつつ店舗内部は商品が引き立つ様にグレー1トーンとしそれぞれの文具とスケールを合わせる様な什器を設えた。ファサードは軒を低く設定しロードサイドのスケールから文具のスケールへの変化の手がかりとし、軒上の壁面は経年変化していく素材をノートの罫線の様な横張としブランドのコンセプトをネオンで掲げた。
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Stationery store @ Maebashi, Gunma Design: Sunao Koase, Rei Oshima, Megumi Yamazaki /SNARK Inc. Client: Asahi Firm Inc. Sign Design: Shin Ito /ito design studio Construction: Daiwahouse, TANK, KICHI & Associates Inc. Total area: 740.16㎡ (Site area: 2,054.05㎡) Completion: Oct.2019 Photo: Ippei Shinzawa
ウェブメディアCINRA.NETが運営するカルチャースペース。 既存テナントの真ん中には部屋を2分割する壁が立っており、ビルの都合上撤去不可能な壁であった。物理的には撤去可能な乾式壁であった為、窓を開けること事で壁が立った状態のまま分けられたスペースを繋いだ。この窓がそのままこの場所の名前となり、インターネットとリアルを繋ぐ窓として無限に広がるカルチャーを独自の視点で切り取っていく。
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Community space @ Shibuya Hikarie Design: Sunao Koase, Yu Yamada /SNARK Inc. Client: CINRA, Inc. Logo sign Design: CINRA Furniture: Fuji furniture Total area: 72.71㎡ Completion: Jul.2019
東京・渋谷松濤のビル一棟をオフィスビルに改修する計画。既存内装を大幅に剥ぎ落とし、最低限の手数で箱を構築。テーブルなどの新規什器は既存躯体から浮かび上がるように素材を選定し、無骨な箱の中でも対照的にみえるようデザインした。
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Office @ Shibuya Tokyo Design: Rei Oshima, Ryota Yamagishi /SNARK Inc. Project management design direction: Momoko Masuda /TRAIL HEADS Construction: Total Project Steel Furniture: gambit Floor area: 1149.64㎡ Completion: Jun.2019 Photo: Kei Ohnaka