緑豊かな市街化調整区域に位置し、二面道路に接する角地に建つ木造住宅である。開発許可や農地転用による土地の整備から、浄化槽の設置など宅地として住宅を建てるまでのハードルや時間的コストがかかることも想定されたため、住居は延床面積30坪を切ることを前提として計画を進め、シンプルなL字のプランとした。省スペースだが豊かな暮らしをしたい施主要望への解決策として建築の家具化を実践している。エントランスとLDK、子供部屋と廊下の境界は、単純な壁ではなく家具とすることで壁と収納の機能を一体化できる。また、リビングには段差を設け、窓際を家具とすることで収納やテレビ台としての機能だけでなくベンチとしても使える。晴れた日に腰掛けて外を眺められるようにするなど、日常生活の中で普段とは違う使いみちを考えたり、試してみたりすることができる余地が豊かな暮らしに繋がると考えて計画した。
中大類町の家
Residence @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Mami Umayahara /SNARK Inc.
Construction: Sakura Construction
Total area: 95.94㎡ (1F/50.10㎡ 2F/45.84㎡)
Completion: Sep. 2024
Photo: Ippei Shinzawa