NIGIRO

高崎市の市街地に完成した複合施設「LALA PARK SUEHIRO」の一画に計画されたおにぎり屋である。注文を受けてからその場でにぎる提供スタイルに対応するためオープンキッチンとし、カウンター内で調理、提供、下膳、会計までを完結できるように高さ関係や機器配置を綿密に調整した。イートインスペースから厨房機器が極力視界に入らないように配慮し、ショーケースカバーの制作やレジ周りの造作など細部にわたり空間と什器を作り込んだ。天井仕上げやマテリアルの選定によりカジュアルなコーヒースタンドの様な雰囲気と、おにぎりから連想される和の雰囲気が自然に調和する空間を目指した。
ニギロー
Onigiri shop @ Takasaki, Gunma
Design: Koase Sunao, Takeo Arika /SNARK Inc.
Construction: Numaga Construction
Bracket lighting, Showcase cover: kirika
Wall decor items: Nandakatotemo
Logo design: ALNICO DESIGN
Total area: 19.86㎡
Completion: Sep. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

ARTERIOR

2025年に創業50周年を迎えた、北欧や国産家具を扱うインテリアショップの移転計画である。店名の「アーテリア」は、アート(芸術)とインテリア(室内装飾)を合わせた造語であり、単にものとして家具を扱うのではなく美しい空間を演出できるインテリアを扱う店という想いが込められている。移転前の店舗は外観と階段に大きな特徴を持ち、長きに渡りお客様からもスタッフからも愛されてきた建物であった。その想いを新たな店舗でも継承できるよう、外観と階段・お客様との対話をする場である受付カウンターを中心に計画を進めた。ショールームエリアは展示される家具が映えるようシンプルに、メインカウンターと階段はシンプルながらもモールテックスとビールストーンを使用し重厚感のある設えとした。エントランスを入り、すぐには全体を見渡すことができないよう空間を区切ることで、奥まで誘なう動線計画としている。実際の生活を想像しながら家具を体験できるように考慮し、お客様の目線に立った空間を心掛けデザインした。
アーテリア
Furniture shop @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Noriko Koba /SNARK Inc.
Client: Nishida Inc.
Construction: Nishida Inc.
Total area: 713.28㎡ (1F/396.24㎡ 2F/317.04㎡)
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

Lotus

高崎市の市街地にある洋服店が、建物の建て替えにより徒歩数分のところへ移転するプロジェクトである。移転前の店舗が持つ雰囲気を引き継ぎながら、新たな空間としての個性を加えた。今回の移転に際して新たに用意したビンテージのカウンターを主役にその魅力を引き立てるため、ラワンベニヤの素地を活かした什器を製作した。素地のラワンベニアの風合いが、時間の経過とともにビンテージのカウンターと馴染み、店舗全体の雰囲気を深めていく。過去のものを尊重し、新しい価値を紡ぐ空間を目指した。
ロータス
Clothes shop @ Takasaki, Gunma
Design: Sunao Koase /SNARK Inc.
Construction: Tsunoda Construction, beichimo
Total area: 37.80㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

三条物産

Gallery @ Sanjo, Niigata
Client: KRaft Inc.
Design: Yu Yamada /SNARK Inc.
Construction: Chuo Tochi Inc. + echiwoarchi
Direction: Sayaka Sakai
Total area: 79.32m²
Completion: Nov. 2024
Photo: Hajime Morishita

Estmma Plus

新宿駅直結の商業施設、ルミネエストの社内用会議室を入居テナントの商品撮影や受注展示会等にも利用できる多目的な場所として更新するプロジェクトである。会議や展示会など様々なレイアウトに対応できる設えの柔軟性と多様なショップのイメージに合わせられる可変性が求められた。会議室としてはデッドスペースになっていた窓と耐震ブレースの隙間に小上がりを造作しステージや倉庫、更衣室としての機能を持たせた。対面の壁にはどんな雰囲気にも合うように半透明の白で色味を整えたナラ突板パネルの目地に棚柱を仕込み、様々なシーンに対応できるオリジナルパーツをつくることで用途に合わせディスプレイを組み替えることができる。照明器具にはタブレットで簡単に調光調色が可能なsyncaを採用し、シーンのプリセットを用意することで、利用者がシーンに合わせた最適な照明を簡単に選択できる計画としている。
エストマプラス
Multipurpose room @ Shinjuku, Tokyo
Design: Yu Yamada, Mami Umayahara, Haruka Suzuki /SNARK Inc.
Construction: MEIWA
Steel products: gambit
Total area: 81.67㎡
Completion: Aug. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

House in Kawagoe

田園風景が広がる地域に建つ、美容室を1階に併設した住宅。緑豊かな環境に包まれた母屋である農家住宅と共に納屋、倉庫、田んぼが点在する風景がある。その田んぼのひとつを部分的に宅地化した土地に母屋や地域の環境に呼応した住まいを計画した。当初は採光を考慮し宅地として開発が進んでいる南側の隣地境界から建物を離して庭を大きくとる配置を考えていたが、ランドスケープアーキテクトである施主と共に様々な配置を検証しながら、敷地の北側にある母屋や田んぼ、計画した庭、住居と連続した風景となるように建物の配置を決めた。北側に広がる田んぼに向かって開くように大きな切妻屋根を架け、住居や店舗内に長く変わらない風景を大きく取り込めるような窓の設定をしつつ採光も確保した。室内は前面道路側に美容室を設け、大きな屋根のもと建物は一体になっているが、吹き抜けや水廻りを隣接させることで日常生活において発生する音を遮断し、住空間とは切り離して営業ができる工夫を凝らした。また、インテリアに関しても住空間で使用している素材と対になるように色や仕上げの範囲を設定し、仕事とプライベートで切り替えができる設えとした。建物を覆う新たな植栽や田園風景が様々な居場所に取り込まれ、四季折々に変化を感じることができると同時に、長く変わらないものが与える安心感が住まい手に心地よさを加えてくれるだろう。
川越の家
Residence @ Kawagoe, Saitama
Design: Rei Oshima, Mako Shimanuki /SNARK Inc.
Construction: BEACON WORKS
Total area: 125.24㎡ (1F/82.61㎡ 2F/42.63㎡)
Completion: Feb. 2024
Photo: Makoto Yoshida

vantner

出光興産の子会社であるアポロリンク社の新規事業で、キャンピングカーのレンタルと販売の店舗である。
vantnerとは、van(=車)とpartner(=パートナー)を組み合わせた造語である。「Freedom 自由気ままに」「Me time 自分(達)だけの時間を」「Simplicity 手軽に気軽にシンプル」をサービスのコンセプトとしており、キャンピングカーをより身近に楽しんでほしいという想いが込められている。従来のレンタカーショップの機能に加え、アウトドアギアのレンタルから宿泊地の予約まで一括して行っており、アウトドアギアやロードトリップをテーマとした本、地図を壁面に設え、車との体験をアドバイスしやすくなるようにカウンターの配置や形を決めた。また、その旅をどのようにしていくか、スタッフとお客様がより深くプランの相談や旅の体験を共有することができるスペースを設けており、これからの計画にインスピレーションを与えることができる空間としている。
ヴァントナー
Camper van rental shop @ Mitaka, Tokyo
Design: Rei Oshima, Ayaka Seki /SNARK Inc.
Client: Apollo Link Co.,Ltd.
Project management, Design direction: Momoko Masuda, Yusuke Kurii /TRAIL HEADS
Construction: Total Project
Floor area: 23.37㎡
Completion: Mar. 2024
Photo: Daisuke Shima

SPICE american bake shop

スパイス アメリカンベイクショップ
Baked confectionery shop @ Kiryu, Gunma
Design: Rei Oshima, Ayaka Seki /SNARK Inc.
Client: NC
Construction: MK Construction
Steel products: gambit
Floor area: 52.00㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

Don’t tell anyone

群馬県伊勢崎市の店舗併用住宅の計画である。クライアントが主宰するブランド”yurika akutsu”のフラッグシップショップとしてカフェも併設している。店名にもなっている「誰にも教えたくない自分だけの特別な場所」となるよう、前面道路に対してはあえて開かず、敷地の奥へ入っていくにつれて建物全体がわかるような建ち方とした。ショップ部分はギャラリーのようにシンプルな白い壁に高い天井、住宅部分は天井高を抑え構造の木を表し、2階の寝室床に黄色いカーペットを敷き詰めた。空間のスケールや仕上げにメリハリを付けることで、それぞれの場所で過ごす時間にコントラストを与える。照明のスイッチや空間を仕切る建具は存在を意識させない納まりを心掛け、日常とは違う特別な場所を目指した。南側に設けた大きな開口から店舗内のカラフルな什器や照明の柔らかい灯りが溢れ、ディスプレイのように店の顔となる。什器や外構で各専門家とコラボレーションし、施主のものづくりの一環としての空間をつくり上げていった。
ドンテルエニワン
Residence @ Isesaki, Gunma
Design: Sunao Koase, Noriko Koba /SNARK Inc.
Construction: Miyashita Construction
Shop furniture: QUIET SPACE TOOL & FURNITURE, サカタカズヤ
Exterior design: Enomoto Kaoru /Tan
Total area: 108.47㎡ (1F/79.49㎡ 2F/28.98㎡)
Completion: Dec. 2023
Photo: Ippei Shinzawa

KO52 TAKAO

Shopping complex @ Takao, Tokyo
Basic design: Rei Oshima, Sunao Koase, Yu Yamada, Mami Umayahara /SNARK Inc.
Client: Keio Corporation
Planning: Our Company Inc.
Design & Construction: Keio Construction
Furniture design: WALDEN
Floor area: 954.47㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Nacasa & Partners

OMAMA BIBLIOTHEQUE

群馬県みどり市にある焼き菓子販売の店舗である。
パンや焼き菓子に関する本を多数所持しているオーナーが、それらの本を読みながらイートインもできるビブリオテーク(フランス語:図書館)を作りたいという思いから設計がスタートした。入り口付近の陳列棚から続くカウンターの天板を緩やかに繋げ、そのまま本棚のあるイートインスペースへと繋がる動線計画とし、陳列された本や焼き菓子が外からも視認できるように既存のサッシを透明ガラスへ入れ替えた。店舗ファサードは一部壁面を塗り直す程度にし、内部から浮き出るビブリオテークを作ることにデザインを絞ることで大間々町という地域と調和した店舗となった。
オオママ ビブリオテーク
Baked confectionery shop @ Midori, Gunma
Design: Rei Oshima, Takeo Arika /SNARK Inc.
Client: Miraibake LLC
Construction: Numaga Construction
Steel Product: gambit
Floor area: 79.50㎡
Completion: Aug. 2023
Photo: Ippei Shinzawa

CAINZ DIY TRUCK

カインズホームの新規業態の一つ、全国各地でカインズの「つくる」カルチャーを発信するDIYトラックである。ワークショップに必要なテーブル、椅子、工具などが全てトラック1台に収まるようにデザインされている。部材は全てカインズ商品を使い制作し、切り出し作業はshopbotを使用した。什器製作からワークショップ設営まで女性一人でも運営が可能となるように部材と設置方法の簡略化を図った。それぞれの什器を小さくすることで運びやすく且つ様々なバリエーションで場所作りをすることを可能としている。子どもたちにカインズの「つくる」カルチャーを伝えるのにふさわしい、DIYの楽しさを詰め込んだトラックとなった。
カインズ DIY トラック
Client: CAINZ CORPORATION
Design: Sunao Koase,Takeo Arika /SNARK Inc.
Construction: CAINZ D.I.Y.
Illustration:Yoshiki Terasawa
Photo:CRAFTIS MEDIA