SNARK社員研修旅行のおみやげ市

世界を歩いて、おみやげを選ぶ。
2024年秋、SNARK Inc.メンバーは4つのチームに分かれ、フィンランド・スリランカ・台湾へ海外研修の旅に出かけた。旅の目的は、文化に触れ、街を歩き、人と出会い、自らの感性を開くこと。本展では、現地で見つけた「愛すべきおみやげたち」を展示・販売した。ルールは「一人3,000円以内、ストーリーを語れるものを3種類まで」。土地の空気や記憶がにじむ小さな品々、旅の経路、街の風景、美術館のガイドマップなども紹介した。
Planning: Natsuko Inoue /SNARK Inc.
Exhibitor: SNARK Inc. members
Photo: usagitocamera
Date: 21-22 & 28-29 Jun, 2025

House in Miyamotocho

桐生市の閑静な住宅街に建つ木造2階建ての住宅である。L字で二面道路に接する変形の敷地において、駐車場と庭を分けるために住宅を中央に配置した。生活空間が全て南側の庭に面するように計画し、リビングには庭を横目に過ごせる窓辺を設けるなど、住みながら育てていく庭と近い距離で生活できるプランとしている。また、施主が集めているアンティークの家具や新しく選定した照明と調和するように素材の検討や色味の調整を行った。
宮本町の家
Residence @ Kiryu, Gunma
Design: Rei Oshima, Takeo Arika, Noriko Koba /SNARK Inc.
Construction: Sakura Construction
Total area: 92.74㎡ (1F/46.37㎡ 2F/46.37㎡)
Completion: Jun. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

Past & Pages

Planning: Natsuko Inoue /SNARK Inc.
Exhibitor: なんだかとても, Suiran, yadorigi, warmth, 一年
Photo: usagitocamera
Date: 15-16 Feb, 2025

TUMO Gunma

群馬県高崎市のコンベンション施設内に設置された、アジア初のデジタルクリエイティブ人材育成施設である。
国際的に評価の高いアルメニアのデジタル教育機関「TUMO」のプログラムを導入し、中高生を対象に最新のデジタル技術を無料で学ぶ場を提供している。施設内の好きな場所にノートPCを持ち込み学習するセルフラーニングと、4つの個室で行うワークショップを組み合わせた学習スタイルとしている。
TUMOのガイドラインに準じて平面計画や素材選定をしながらも、独自の世界観を表現するために古くから日本で親しまれてきた「藍染の青(JAPAN BLUE)」をキーカラーに採用。セルフラーニングが主体となる空間に、子どもたちが自発的に通いたくなる仕掛けを盛り込むべく、県の担当者と活発な議論を重ねた。
500名収容の大会議室として使われていたメインエリアには、地形を模した高さ70cmのフロアを新設。利用者が好きな姿勢で自由に学習できる場を複数計画し、一方向に机と椅子を並べた従来の学習環境とは一線を画した。上下の動きや体勢の変化を伴うことで、常にリフレッシュされた状態で学びに向き合えるよう配慮している。また、自然光が入らない環境に対応するため、照明の色温度をタイマー制御し、時間帯に応じて自然光に近い環境を再現。学生たちの体内時計の乱れを防ぐ工夫を凝らした。
群馬の山々を一望できるパノラマエリアには、3Dデータを基にローカルで製作した可動式の学習机「TUMOBILE」を11台設置。光幕に照らされたステージ上で柔軟な学習スタイルを可能にした。隣接するギャラリーエリアには幅21mのLEDサイネージを導入し、生徒が制作した映像を上映できるほか、壁で閉ざされたメインエリアの様子をリアルタイムで映し出す仕組みも構築した。
群馬県は「クリエイティブ拠点化」を目指し、デジタルスキルを備え新たな価値を創造する人材育成の拠点「tsukurun」を設置しており、更なる拡充・発展を図りTUMOの導入が実現した。この新しい学習スタイルが子供達の未来の選択肢を広げ、この場での学びを活かせる人材へ育つことを期待したい。
TUMO 群馬
Learning lab @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Noriko Koba, Takeo Arika /SNARK Inc.
Project management: Sunao Koase /SNARK Inc.
Design authority: Chris Shahinian, Arek Keshishian /TUMO International
Launch manager: Svetlana Simonian /TUMO International
Lighiting Design: Shosaku Takahashi /nosight co.,ltd
Construction: Taruya Construction
Total area: 1873.96㎡
Completion: Mar. 2025
Photo: Tomooki Kengaku

House in Nakaoruimachi

緑豊かな市街化調整区域に位置し、二面道路に接する角地に建つ木造住宅である。開発許可や農地転用による土地の整備から、浄化槽の設置など宅地として住宅を建てるまでのハードルや時間的コストがかかることも想定されたため、住居は延床面積30坪を切ることを前提として計画を進め、シンプルなL字のプランとした。省スペースだが豊かな暮らしをしたい施主要望への解決策として建築の家具化を実践している。エントランスとLDK、子供部屋と廊下の境界は、単純な壁ではなく家具とすることで壁と収納の機能を一体化できる。また、リビングには段差を設け、窓際を家具とすることで収納やテレビ台としての機能だけでなくベンチとしても使える。晴れた日に腰掛けて外を眺められるようにするなど、日常生活の中で普段とは違う使いみちを考えたり、試してみたりすることができる余地が豊かな暮らしに繋がると考えて計画した。
中大類町の家
Residence @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Mami Umayahara /SNARK Inc.
Construction: Sakura Construction
Total area: 95.94㎡ (1F/50.10㎡ 2F/45.84㎡)
Completion: Sep. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

Takero Kano Exhibition “You already have”

アーティスト・狩野岳朗氏による個展を開催。小屋や室内に作品を展示し、来場者は建物を巡りながら作品を鑑賞する構成とした。初日には来場者参加型のタペストリー制作ワークショップも実施し、ロケーションと作品が響き合う展示となった。狩野氏は、今回小屋「THINK」で展示したような多様な形の作品を普段あまり制作していないという。絵画を主軸に創作しなければならない、という自身の固定観念から離れ、子ども心に戻って手を動かすことができたのは、「小屋」という空間が持つ、どこかワクワクする力のおかげであると語ってくれた。その言葉に、私たちも深く共感し、「小屋とは童心を解放する装置である」と改めて認識することとなった。今回展示された作品には、狩野氏が新たに自作した絵の具「Joshu dry window(からっ風)」をはじめ、数種類のオリジナル顔料が用いられている。いずれも狩野氏が育った故郷の風景から着想を得た色である。
・Weathered tin roof(風化したトタン屋根)
・Soccer field sand(サッカーグラウンドの砂)
・Stone school gate(小学校の校門の石)これらの色は、狩野氏にとって“すでに持っている色”である。そして最後の空白は、鑑賞者への問いかけとなっている。
― What colours do you already have?(あなたがすでに持っている色はなんですか?)
狩野岳朗 個展「You already have」
Exhibition @ SLOWP
Planning: Natsuko Inoue /SNARK Inc. + Yawn
Artist: Takero Kano
Photo: usagitocamera
Date: 10-13 May, 2024

NIGIRO

高崎市の市街地に完成した複合施設「LALA PARK SUEHIRO」の一画に計画されたおにぎり屋である。注文を受けてからその場でにぎる提供スタイルに対応するためオープンキッチンとし、カウンター内で調理、提供、下膳、会計までを完結できるように高さ関係や機器配置を綿密に調整した。イートインスペースから厨房機器が極力視界に入らないように配慮し、ショーケースカバーの制作やレジ周りの造作など細部にわたり空間と什器を作り込んだ。天井仕上げやマテリアルの選定によりカジュアルなコーヒースタンドの様な雰囲気と、おにぎりから連想される和の雰囲気が自然に調和する空間を目指した。
ニギロー
Onigiri shop @ Takasaki, Gunma
Design: Koase Sunao, Takeo Arika /SNARK Inc.
Construction: Numaga Construction
Bracket lighting, Showcase cover: kirika
Wall decor items: Nandakatotemo
Logo design: ALNICO DESIGN
Total area: 19.86㎡
Completion: Sep. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

lalu

高崎市の中心地にあるお濠端に佇むイタリアンレストランである。正面に設けた大きなガラスサッシからお濠の景色を取り込みつつ、店内の様子が外にも優しく溢れ出している。内装は既存壁の荒々しい表情を残しながらもシンプルな仕上げとし、ラワンベニヤを中心に仕上げられた家具との対比を強調させることでお店の顔となるようなデザインとしている。厨房吊棚とカウンターの隙間は極力小さくすることで客席との距離感を生み出し、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめるような設えとした。
ラル
Bistro @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Takeo Arika /SNARK Inc.
Construction: Tsunoda Construction
Total area: 62.48㎡
Completion: Jun. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

ARTERIOR

2025年に創業50周年を迎えた、北欧や国産家具を扱うインテリアショップの移転計画である。店名の「アーテリア」は、アート(芸術)とインテリア(室内装飾)を合わせた造語であり、単にものとして家具を扱うのではなく美しい空間を演出できるインテリアを扱う店という想いが込められている。移転前の店舗は外観と階段に大きな特徴を持ち、長きに渡りお客様からもスタッフからも愛されてきた建物であった。その想いを新たな店舗でも継承できるよう、外観と階段・お客様との対話をする場である受付カウンターを中心に計画を進めた。ショールームエリアは展示される家具が映えるようシンプルに、メインカウンターと階段はシンプルながらもモールテックスとビールストーンを使用し重厚感のある設えとした。エントランスを入り、すぐには全体を見渡すことができないよう空間を区切ることで、奥まで誘なう動線計画としている。実際の生活を想像しながら家具を体験できるように考慮し、お客様の目線に立った空間を心掛けデザインした。
アーテリア
Furniture shop @ Takasaki, Gunma
Design: Rei Oshima, Noriko Koba /SNARK Inc.
Client: Nishida Inc.
Construction: Nishida Inc.
Total area: 713.28㎡ (1F/396.24㎡ 2F/317.04㎡)
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

Lotus

高崎市の市街地にある洋服店が、建物の建て替えにより徒歩数分のところへ移転するプロジェクトである。移転前の店舗が持つ雰囲気を引き継ぎながら、新たな空間としての個性を加えた。今回の移転に際して新たに用意したビンテージのカウンターを主役にその魅力を引き立てるため、ラワンベニヤの素地を活かした什器を製作した。素地のラワンベニアの風合いが、時間の経過とともにビンテージのカウンターと馴染み、店舗全体の雰囲気を深めていく。過去のものを尊重し、新しい価値を紡ぐ空間を目指した。
ロータス
Clothes shop @ Takasaki, Gunma
Design: Sunao Koase /SNARK Inc.
Construction: Tsunoda Construction, beichimo
Total area: 37.80㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa

kobu

前橋市の個室懐石料理店「割鮮 たけ花」の新事業であり、薪火で調理を行う薪火焼き料理を提供するダイニングバーである。薪窯を囲むように配置したカウンター席がメインのダイニングエリアと裏庭に専用エントランスを設けた会員制個室のターゲットが異なる空間を計画している。ダイニングエリアは薪窯に視線が向くように、空間全体をダークグレーにトーンを統一し炎が際立つような設えとし、空間の一角にお客様が自由に選ぶことができるワインセラーを設ることで料理とお酒を同時に楽しめるような空間を計画した。会員制個室は素材感があり暖色系のマテリアルを選定し、温かみのある空間とすることでダイニングエリアと異なる印象を持たせる計画としている。
Fire wood restrant @ Takasaki, Gunma
Design: Sunao Koase, Ayaka Seki /SNARK Inc.
Client: Takehana
Construction: Omnibus Inc.
Steel products: gambit
VIP room dining table: WOOD IN WOOD FURNITURE
Logo design: NIRO&Co.
Floor area: 178.82㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Shinya Kigure

SPICE american bake shop

スパイス アメリカンベイクショップ
Baked confectionery shop @ Kiryu, Gunma
Design: Rei Oshima, Ayaka Seki /SNARK Inc.
Client: NC
Construction: MK Construction
Steel products: gambit
Floor area: 52.00㎡
Completion: Apr. 2024
Photo: Ippei Shinzawa