桐生市の閑静な住宅街に建つ木造2階建ての住宅である。L字で二面道路に接する変形の敷地において、駐車場と庭を分けるために住宅を中央に配置した。生活空間が全て南側の庭に面するように計画し、リビングには庭を横目に過ごせる窓辺を設けるなど、住みながら育てていく庭と近い距離で生活できるプランとしている。また、施主が集めているアンティークの家具や新しく選定した照明と調和するように素材の検討や色味の調整を行った。
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宮本町の家 Residence @ Kiryu, Gunma Design: Rei Oshima, Takeo Arika, Noriko Koba /SNARK Inc. Construction: Sakura Construction Total area: 92.74㎡ (1F/46.37㎡ 2F/46.37㎡) Completion: Jun. 2024 Photo: Ippei Shinzawa
緑豊かな市街化調整区域に位置し、二面道路に接する角地に建つ木造住宅である。開発許可や農地転用による土地の整備から、浄化槽の設置など宅地として住宅を建てるまでのハードルや時間的コストがかかることも想定されたため、住居は延床面積30坪を切ることを前提として計画を進め、シンプルなL字のプランとした。省スペースだが豊かな暮らしをしたい施主要望への解決策として建築の家具化を実践している。エントランスとLDK、子供部屋と廊下の境界は、単純な壁ではなく家具とすることで壁と収納の機能を一体化できる。また、リビングには段差を設け、窓際を家具とすることで収納やテレビ台としての機能だけでなくベンチとしても使える。晴れた日に腰掛けて外を眺められるようにするなど、日常生活の中で普段とは違う使いみちを考えたり、試してみたりすることができる余地が豊かな暮らしに繋がると考えて計画した。
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中大類町の家 Residence @ Takasaki, Gunma Design: Rei Oshima, Mami Umayahara /SNARK Inc. Construction: Sakura Construction Total area: 95.94㎡ (1F/50.10㎡ 2F/45.84㎡) Completion: Sep. 2024 Photo: Ippei Shinzawa
板橋区の住宅街にある1階に親世帯、2階に子世帯が暮らす二世帯住宅である。親世帯の1階は、水回りと寝室を中心にシンプルかつ短い動線で負担が少なく暮らせる構成とし、隣地通路に面した窓から四季を感じられる設計とした。子世帯の2階は、個室とLDKを縦長に分け、天井を高く取り、個室上部を本や趣味の道具を収納するロフトとした。両世帯を繋ぐ階段の踊り場には小さな書斎を配置し、他の部屋と切り離された集中しやすい作業スペースを確保した。限られた空間を立体的に構成し、住む人の暮らしと物との調和を目指した住宅である。
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板橋の家 Residence @ Itabashi, Tokyo Design: Sunao Koase, (Ayaka Seki) /SNARK Inc. Structural design: Shusaku Ota /Paterson Inc. Construction: Eishin Construction Total area: 94.38㎡ (1F/47.34㎡ 2F/47.04㎡ loft/21.73㎡ balcony/7.92㎡) Completion: Nov. 2024 Photo: Yasuyuki Takaki
東急プラザ表参道「オモカド」の屋上でのイベント時に使用する移動式のキッチンである。イベントが無い時は地下の物置に保管するため、搬入用のエレベーターに載る大きさの1.2㎡ x 2mの小さな小屋として計画した。正面開口の建具は上下に展開しカウンターや庇となり、両側面に設けた出入り口は複数台配置時の連結も想定して計画している。設備は二槽シンク、給湯器、冷蔵庫、IH調理器の必要最低限の調理設備を備えており、保健所による飲食店の営業許可も取得可能である。移動可能な最小の飲食店として、オープンスペースの使い方の可能性を大きく広げる小さな小屋である。
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タイニーキオスク Small hut @ Harajuku, Tokyo Client: TOKYU LAND CORPORATION Design: Yu Yamada, Mami Umayahara /SNARK Inc. Construction: DoubleBox Total Area: 1.2㎡ Completion: Apr. 2024 Photo: Ippei Shinzawa
田園風景が広がる地域に建つ、美容室を1階に併設した住宅。緑豊かな環境に包まれた母屋である農家住宅と共に納屋、倉庫、田んぼが点在する風景がある。その田んぼのひとつを部分的に宅地化した土地に母屋や地域の環境に呼応した住まいを計画した。当初は採光を考慮し宅地として開発が進んでいる南側の隣地境界から建物を離して庭を大きくとる配置を考えていたが、ランドスケープアーキテクトである施主と共に様々な配置を検証しながら、敷地の北側にある母屋や田んぼ、計画した庭、住居と連続した風景となるように建物の配置を決めた。北側に広がる田んぼに向かって開くように大きな切妻屋根を架け、住居や店舗内に長く変わらない風景を大きく取り込めるような窓の設定をしつつ採光も確保した。室内は前面道路側に美容室を設け、大きな屋根のもと建物は一体になっているが、吹き抜けや水廻りを隣接させることで日常生活において発生する音を遮断し、住空間とは切り離して営業ができる工夫を凝らした。また、インテリアに関しても住空間で使用している素材と対になるように色や仕上げの範囲を設定し、仕事とプライベートで切り替えができる設えとした。建物を覆う新たな植栽や田園風景が様々な居場所に取り込まれ、四季折々に変化を感じることができると同時に、長く変わらないものが与える安心感が住まい手に心地よさを加えてくれるだろう。
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川越の家 Residence @ Kawagoe, Saitama Design: Rei Oshima, Mako Shimanuki /SNARK Inc. Construction: BEACON WORKS Total area: 125.24㎡ (1F/82.61㎡ 2F/42.63㎡) Completion: Feb. 2024 Photo: Makoto Yoshida
東京都北千住の木密住宅街に建つ木造3階建ての住宅である。限られた敷地面積と密集する周辺環境に対し、居住性とプライバシーを確保するための架構を考えた。平面的に三つのヴォリュームを雁行させた構成とし、前面道路と周囲の建物との距離を保つ建ち方とした。居住性を考慮し、リビングを周囲の建物より高い床レベルの3階へ持ち上げるため、1階は階高を高く設定し倉庫兼作業スペースや店舗としての利用も可能な多目的な空間とした。天井高を抑えた寝室を中間階の2階に設け各階の階高にコントラストをつけることで、1階の高い天井高と3階の開放性を強調している。中央のヴォリュームには3層を塔屋まで貫く垂直方向のコアとしての階段室、1階の作業スペース上部には水平構面を保ちながら寝室へ抜ける三角形の吹き抜けをそれぞれ計画し、採光と通風を導いている。3連ヴォリュームのフレームを強調するために大梁の梁せいを統一し、長スパンとなる通りは梁を2本抱かせ梁せいを抑えた。梁が二重になる事で壁からはみ出た大梁は本棚や小物置きとして物の居場所になっている。
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北千住の家 Residence @ Kitasenju, Tokyo Design: Yu Yamada, Mami Umayahara /SNARK Inc. Structural design: Shin Yokoo /OUVI Construction: Eishin Construction Steel products: gambit Total area: 111.68㎡ (1F/35.22㎡ 2F/35.12㎡ 3F/36.76㎡ PH/4.58㎡) Completion: Dec. 2023 Photo: Ippei Shinzawa
伊勢崎の事務所 Residence+α @ Isesaki, Gunma Design: Sunao Koase, Noriko Koba /SNARK Inc. Construction: Soken House Total area: 106.30㎡ Completion: Dec. 2023 Photo: Ippei Shinzawa
群馬県伊勢崎市の店舗併用住宅の計画である。クライアントが主宰するブランド”yurika akutsu”のフラッグシップショップとしてカフェも併設している。店名にもなっている「誰にも教えたくない自分だけの特別な場所」となるよう、前面道路に対してはあえて開かず、敷地の奥へ入っていくにつれて建物全体がわかるような建ち方とした。ショップ部分はギャラリーのようにシンプルな白い壁に高い天井、住宅部分は天井高を抑え構造の木を表し、2階の寝室床に黄色いカーペットを敷き詰めた。空間のスケールや仕上げにメリハリを付けることで、それぞれの場所で過ごす時間にコントラストを与える。照明のスイッチや空間を仕切る建具は存在を意識させない納まりを心掛け、日常とは違う特別な場所を目指した。南側に設けた大きな開口から店舗内のカラフルな什器や照明の柔らかい灯りが溢れ、ディスプレイのように店の顔となる。什器や外構で各専門家とコラボレーションし、施主のものづくりの一環としての空間をつくり上げていった。
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ドンテルエニワン Residence @ Isesaki, Gunma Design: Sunao Koase, Noriko Koba /SNARK Inc. Construction: Miyashita Construction Shop furniture: QUIET SPACE TOOL & FURNITURE, サカタカズヤ Exterior design: Enomoto Kaoru /Tan Total area: 108.47㎡ (1F/79.49㎡ 2F/28.98㎡) Completion: Dec. 2023 Photo: Ippei Shinzawa
井の頭恩賜公園近くの住宅地にある敷地面積44.58㎡の狭小住宅の計画である。限られた容積の中で快適な居住空間を最大限に実現することを目指した。特に2階のLDKは家族が過ごす時間が長いため、天井を高く設計し開放感を重視した。隣地の住宅が道路斜線制限により道路からセットバックして建つのに対し、天空率を利用して制限を緩和することで、居室を道路側へ寄せて配置することができ、隣地セットバック部分の街の空地の風景を取り込み、周辺環境との関係をつくりだした。プランの中央に配置した3階まで続く階段には本棚や小さな窪みの飾り棚を設け、家具としての機能を加えている。階段そのものが単なる動線ではなく「居場所」となり、上下階を繋ぐ関係性が生まれるように設えた。各階の繋がりを意識しながら、家全体を一体的に感じられる住宅である。
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三鷹の家 Residence @ Mitaka, Tokyo Design: Sunao Koase, Ayaka Seki /SNARK Inc. Structural design: Kakeru Tsuruta /TECTONICA Inc. Construction: Eishin Construction Total area: 87.18㎡ (1F/29.06㎡ 2F/29.06㎡ 3F/29.06㎡) Completion: Feb. 2024 Photo: Ippei Shinzawa
群馬県前橋市の広瀬川沿いに建つ住宅の計画である。区画整理により、元の住宅から十数メートル先の敷地への建替えが必要となった。敷地は広瀬川河畔景観形成重点地区に指定されており、素晴らしい景観を守るため、またさらに「質」の高い広瀬川河畔のまちなみ景観を創り、後世に引き継ぐため、景観整備が行われている。クライアントの希望もあり、レンガを外壁・外構に用い、街の景観に溶け込んでいくような計画とした。川沿いの桜の木やしだれ柳など季節を感じ取りながら住み慣れた生活が続けられるよう、2階のキッチン・リビングからの眺めを意識し川側に大きく開口部を設けた。断面と平面にそれぞれ傾斜を設けたことで視線を川へと導いている。恵まれた広瀬川の眺望に、歴史や文化を大切にしながら心地よい落ち着きのある景観で応える建物となった。
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広瀬川の家 Residence @ Maebashi, Gunma Design: Sunao Koase, Noriko Koba, Ayaka Seki /SNARK Inc. Construction: Taisei Juuken Total area: 108.36㎡ (1F/54.18㎡ 2F/54.18㎡) Completion: Jul. 2023 Photo: Ippei Shinzawa
群馬県高崎市の観音山の麓にある体験型フィールドショーケースの計画。”小屋のある生活”を体験できる場所として自社で開発から運営までを手掛けるプロジェクトである。雑木林となっていた傾斜地で草刈り、測量、造成計画など敷地作りから始めた。風致地区や宅地造成等規制法、土砂災害警戒区域など各法規に倣いながら土砂量を計算し、地形を整え、点在する小屋同士を距離をおいて配置し、それぞれを繋ぐ道を作った。入り口からは全体が見渡せず、中へ進みそれぞれの小屋を巡るうちに眼下に広がる高崎の街と敷地全体を見渡せるような来場者のシークエンスを計画している。通常、設計事務所としての業務では与えられた敷地条件を元に建物を設計をするが、本プロジェクトでは傾斜地の林を切り開き小屋が建つ敷地から設計している。使いながら考え作る、作りながら考え使う。土地を切り開くところから自ら手を動かし考えることで、生活の道具としての小屋の新たな地平を切り開いていきたい。
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スロウプ Hut exhibition site @ Takasaki, Gunma Project design, Management: Natsuko Inoue, Yuki Ochiai Concept making: Tetsuro Yasunaga Design: Sunao Koase, Ayaka Seki, Takeo Arika /SNARK Inc. Landscape design: Sunao Koase, Ayaka Seki, Takeo Arika /SNARK Inc. Landscape construction, Planting plan: SNARK D.I.Y., AYANAS Art direction, Logo/Sign/Web design: Yuma Tobishima, Eri Sato /ampersands Construction: トージロー建築工匠, Roccadia design and works Steel products: gambit Total area: 34.78㎡, 22.62㎡ (1F/11.31㎡ 2F/11.31㎡), 11.87㎡ Completion: Jun. 2023 Photo: Yoichi Onoda
練馬の家 Residence @ Nerima, Tokyo Design: Rei Oshima, Shota Kaneko, Mami Umayahara /SNARK Inc. Structural design: Kakeru Tsuruta /TECTONICA Inc. Construction: Marukou Construction Total area: 259.28㎡ (1F/144.50㎡ 2F/114.78㎡) Completion: May. 2023 Photo: Ippei Shinzawa