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House in Aonashi

青梨子の家/House in Aonashi

Residence @Maebashi Gunma
design:Sunao Koase,Ryota Yamagishi /SNARK+Shin Yokoo,Kakeru Tsuruta/OUVI
execution:+KRM planting:ayanas date: Jul.2017
photo:Ippei Shinzawa dronephoto:Yuki Takahashi

前橋市の郊外に建つ、夫婦と2人の子どものための木造2階建ての住宅。設計は敷地の選定からはじまった。

榛名山の麓である青梨子町には無数の細い川が 流れている。川に沿うように住宅群が点在しており、川が田畑や住宅の間をおおらかにすり抜ける風景がある。

現在は農地が広がっ ているが、徐々に宅地化が 進んでいくことが予想される地域であった。

敷地として選んだのは、2本の川の合流する場所である。合流地点には多種多様な野草が自生しており、都市部では望めない豊かさがあった。クライアントか らは、生活が土地と切り離されず、土地に根ざした暮らしを要求された。

川の流れに倣うように生活を配置し、周辺環境と共に生活する住居を考えた。 住居は川の流れに沿った3つの角度を持つ、細長いボリュームからなる。屋根は各ボリュー ムの頂点を結んだ稜線を持つことで、全体のスケールを調整しつつ 、付近の川の流れや中洲の樹木、遠くの山並みとも呼応させている。

外部には西日や北風から守られつつも敷地 周辺の環境から分断されない庭が生まれた。 内部は玄関、キッチン、リビングがひと続きとなる平面計画とし、部屋を分節する壁は最低限とした。様々な角度を持つ屋根面によってこれらの領域は緩く分節 されている。

各ボリューム毎に2種類の仕上げの屋根面が共存していることにより、居場所によってボリュー ムや機能を横断した領域を感じさせる。

郊外の起伏のある豊かな田園風景が、住宅地への転用に伴い均されてゆく情景の中で、未だ残る川や中洲といった地形的な周辺環境を日々の生活の手がか りへとしながら、永く土地と共に暮らしていける居住環境を目指した。